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人材開発の車窓から~いろんな会社でいろんな研修、出会いと学びそして感動!
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2010年10月20日(水)更新
『リーダー社員錬成講座』第5話 リーダー社員ってどんな人?
「リーダー」という表現。これって、社員教育の世界では大人気なんです。それは、研修のネーミングに如実に表れております。「主任研修」とか「係長研修」または、社内資格呼称を付けて「主事補研修」だとか「S3研修」だとかそういうものも多いのですが、意外に多いのが、「リーダー」を冠した研修です。私が記憶しているものだけでも「中堅リーダー社員研修」「リーダーシップ研修」「ジュニアリーダー研修」いやいやもっとスケールのデカイものもありました。「変革リーダー研修」「改革リーダー研修」「フロンティアーリーダー」だとか「先進リーダー」とか言うのもあったっけ。思わず、「何ですか!?」となってしまうのもありましたが、研修を企画する各企業さんの熱い想いはひしひしと感じておりました。講師も期待に応えるべく必死でございます。
どこでも「リーダー」は待望されているのですね。これが、中小企業になると、社員一人の動きが与える影響力がまたまた大きいものですから、社長からの待望論はさらに大きくなります。
厳しい言い方ですが、
言うたことろくにできない社員は困るのです。
言うたことねじ曲げて進める社員はもっと困ります。
言うたこと、ぴちっとできる社員がまず第一歩。
そして、「リーダー」ができる社員へと社長は期待したいのです。
さて、ここで、大事な問題がありまして、「リーダー」と言っても、イメージが明確になっているかというと案外そうでもないのです。もちろん、巷間よく言われるように、「みんなを引っ張る」だとか「統率する」だとか「指導する」だとかというイメージは誰もがある程度は持っています。「目的達成に向けての影響力」という考え方もあります。「リーダー」を待望しているが、その明確かつ具体的なイメージを持っているか。こう畳みかけると出て来ないのです。実態は極めてあいまいなイメージの中で「リーダー」像が語られているのです。
シンプルにイメージできなきゃダメなんです。
そうじゃなきゃ、錬成して「育成」なんてできやしない。
人材の錬金術師はいません。
いかん、いかん横道に逸れそうです。。。
「それって何!?」をお話しないといけません。
それは、、、長くなりそうなので、次回へ。
NHKの朝ドラに負けじと刻みながら続けます(笑)。
お付き合いいただければ嬉しいです。
2010年10月17日(日)更新
ゆっくりでも学べればいいのかな
今回は『リーダー社員・・・』の話ではありませんでして、、、
うちの娘の話であります。
2歳年上の兄貴が、大学入学後、自動車学校になかなか入れなかったのを見て、
入学が決定した2月下旬から申し込み、入学前の3月からスタート。ここまでは、
娘の運転免許取得作戦は順調でした。
兄貴は3カ月ほどで取得しましたので、彼女の場合は「こりゃ夏までには」と思っていたのですが、あれよあれよと月日は過ぎ去り~なんと昨日ようやく自動車学校を卒業しました。都合、8か月かかった訳ですね。アルバイトだ、クラブ活動だといろいろ忙しくなっていたのは分かりますが、なんとものんびりペース。周囲がやきもきするのもなんのその。本人は若干焦るそぶりを見せながらも、悠々たるものでありました。
兄弟姉妹でも、学びのペースという面ではこんなに違いがあるのかと、感心させられました。学習ペースというのは、かくも個人差があるのですね。家庭の中で改めて学ばせてもらっています。
ちなみに、兵庫県民の彼女はこれでめでたく免許取得ではなく、明石市にある運転免許試験場で試験合格することが必要です。すぐに行くかと思いきや、「今は、平日を1日空けることはできない」と、どうもが大学の冬休みになるような雰囲気。。。
娘の運転でドライブ行けるのはまだまだ先のようです。。。
これまたちなみに、娘の弟(高校1年生)は、「僕は合宿がええ」と言っております。
その方が、却っていいのかも、運転免許ひとつ取っても、経験が増えると考え方の幅が広がります。やれやれ・・・。
2010年10月16日(土)更新
『リーダー社員錬成講座』第4話 給料払う立場から考えるのつづき
しばらく執筆を休んでいたのですが、書き出すと続くものです。いつまで続くことかと言われそうですが、そこが勝手刊のいいところ(笑)。読者の皆様のご都合に合わせて勝手にお楽しみください。
前回の続きです。経営者にとっては、社員と一口で言ってもその実態には明らかに区分があります。俗によく言う人材の区分です。
人在・・・ただいるだけ。プラスの部分はあまりない。
人財・・・財産たる存在。会社に利益をもたらします。
人罪・・・いるだけで悪影響を及ぼす。会社に不利益を多大にもたらす。
こんなものです。いやいや、まだ綺麗にまとめていますね。ソロバンの面から斬った方が分かりやすいですね。こうしちゃいます。
要は、
給料分並みの仕事をしてくれる人。これまぁまぁの社員です。
給料分以上の仕事をしてくれる人。これいい社員です。
給料分未満の仕事しかしてくれない人。これ困った社員です。
「給料」というより、人的コストと言った方がよいでしょう。社会保険、福利厚生費、退職金引当等々、会社がその社員を抱えるのに支出している費用も含めて考えるべきです。ここでは、ざくっと給料の1.5倍ぐらいと見ておきましょうか。例えば、月給30万円の社員でしたら、45万円分の働きを期待してもいいことになります。そう考えると、いい社員比率はぐっと下がるのではないでしょうか。大企業では、年収1000万円の社員がごろごろいます。これで換算しますと、1人、1500万円。これが何人いるんだ。こう考えると大企業の収益産出のすごさを感じます。(夫々がどれだけの付加価値を生み出しているかと、思わずつっこみたくなりますが)
私は、10年ほど前独立開業して、ホントびっくりしました。健康保険、厚生年金を会社が出してくれている。サラリーマンはなんと恵まれていることかと。研修会場でお話しする社員の方が、よくこんな愚痴をこぼされるのを耳にします。
「うち、給料安いですからねぇ~」
私、そういうのを聞くとすぐに言っちゃうんです。
「でも、社会保険は入れてくれているんでしょ」そう言うと、相手の方はきょとんとされます。そして、顔には書いてあります。(当たり前でしょ。会社ですもの)と。
悪気なくこの当たり前という感覚が社員の日常の姿です。(昔の私の姿!)
社員としての値打ちの部分、ここが、支払い責任者たる経営者には大きく気になることです。値打ちの部分の重要な構成要素の中に、「リーダー」がキーワードとして浮き彫りになって来ます。
よぉやっと、「リーダー」の話になって来ました。
つづきは、次回 第5話へ。
今回は、社員の立場の方にはピリ辛の内容となりました。でも、社員さん、分かってあげてください。社長はじめ経営者の方は、給料出し続けるために、血の出るような苦労をしているのです。
ちなみに、私、経営者になってよくある小さな困ること。それは、行きつけの整骨院、
歯医者さん、散髪屋さん等々、よく言われること。
「今日はお休みですか?」
これ、困るんです。独立して10年目。今日は休みなんて思ったことは一度としてありません。疲れた「体」を休めることはあります。でも、意識は常にONです。それが苦痛でないからやっていけるのだと思っていますが、「継続」へのプレッシャーは離れることはありません。休日前の解放感、サラリーマン時代を時に懐かしく思い出すことがたまにあります。(でも、経営の仕事はしんどいけどおもしろいです)
2010年10月15日(金)更新
『リーダー社員錬成講座』第3話 給料払う立場から考える
今回は特に力が入っちゃいます。給料を払う立場からリーダー社員を考えてみます。リーダー云々の前に、働く人の「給料」を払うという社長の立場、これを分かってくれる社員がどれだけいるのか。私は世の中の社長に同情を禁じ得ないのです。偉そうなことを言っておりますが、私自身もサラリーマン時代は、「給料が出て当たり前。ボーナス当たり前。昇給はあって当たり前」の考えの人間でした。それと、「社長は儲かっている」「相当の蓄財があるはずだ」の幻想、これも多かったですね。
なんだかんだ言っても、給料払う側と払われる側の間には深~い溝がある。
この溝は埋まりません。社長にはその覚悟が求められます。
社員は知らないのです。社長が給料払うためにどれだけの苦労をしているのかを。
会社の経営のために、どれだけの借金があるのかも知りません。その借金のために
連帯保証人の印鑑ついていることなんてもっと知りません。奥さんの専務が、子供の常務が印鑑ついていることなんてさらに知りません。中小企業の経営者は命懸けであります。別に上場企業の経営者がそうではないと言っている訳ではないのですが、
上場会社の上級管理職から、関係会社の経営者に転籍した人が、借入金の連帯保証人を求められて絶句したなんて話はよく聞くころです。こんなこと、オーナー経営者にとってみれば、当たり前の話ですが。
経営者にとって、お金は血液そのものです。給与や賞与の振り込み依頼書にサインをするとき、社会保険料の支払いをするとき、気を失いそうになることもあることでしょう。
そんな気持ちをこらえ切れないで、社員さんに「給料ドロボー」と言ってしまい大騒ぎになった事例を知っていますが、言ってしまった経営者さんの気持ちは私、分からない訳ではありません。それだけ支払う方(お金を用意する方)は必死だということです。
あれあれ、リーダー社員の話になかなかいけませんね。
つづきは、次回に 第4話へ
http://clearmine.exblog.jp
2010年10月14日(木)更新
『リーダー社員錬成講座』第2話 社長が欲しいリーダー人材
生き残りの指揮最前線に立つ経営陣にとって、いちばん欲しい人材は!?とお聞きすると、異口同音にこう言われるのを多く耳にしました。
言ったことをきちんとできるのは当たり前で、言われずとも自分がやるべきことをできる人。所謂、自律・自立人材というものです。
さらに、要望は加わります。小さくとも、ユニットを任せられる人。必要な人と組織を動かせる人。リーダー的な動きができる人です。
言われたことをできる人ばかりでは、会社は発展しません。良きフォロワーも大事ですが、リーダーが足らない。これが様々な会社で共通しているところです。
「わしが、なんでもかんでも言わないと動かんのや」経営陣のこういったセリフもよく耳にするところです。
ズバッと言っちゃいますと、人材開発の面から見ますと、リーダーがどれだけつくれるかで、会社の盛衰は決まります。リーダーがいないのに、追い風環境に任せて、規模を大きくして、マネジメント不能で崩壊する怖さといったら、その辺の怪談なんて軽くぶっ飛ばしてくれます。
この話、ついつい「部長」をつくるだの「課長」をつくるだのと、役職者をつくる話しに置き換わることがありますが、その核心は『リーダー』をつくることです。
役職というのは、『リーダー』の大きさみたいものです。
『リーダー』になりやすい人は確かにいます。
でも、生まれながらのリーダーはいない。
『リーダー』は後天的に育成されるものである。
特にここで必要なのは、会社組織の中で必要とされる仕事のリーダーであります。
つづく 第3話は (仮) 給料払う立場から考える
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