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人材開発の車窓から~いろんな会社でいろんな研修、出会いと学びそして感動!
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2010年10月14日(木)更新
『リーダー社員錬成講座』第1話 話のはじまりの前に
クリックしていただき、ご覧いただきありがとうございます。
本日より始めます。
勝手刊『リーダー社員錬成講座』。
勝手刊というのは、こちらの都合で刊行するという意味です。お読みくださる方々に忘れられない程度にアップしていきたいと思っております。
主にリーダー的な社員をつくるにはどんなことに気をつければいいのかを大きなテーマとして、私の見聞きして来た、感じて来た経験話を書き綴ってゆきたいと考えております。社員教育、人材育成に役に立つ材料を提供できればと願っております。
今号は、いきなり始めてもなんなので、ご挨拶をさせてもらいます。私のプロフィール等については、このブログにも結構詳しく記載しておりますので、ここでは、それとは別のもの(こっちの方が面白いかも)を綴らせてもらいます。
この夏で、15年余りのサラリーマン生活から個人事務所を独立開業して10年目を迎えました。おかげ様で、開業当初の貧困生活はあったのですが、2年目からは順調に事業は拡大、4年目に法人化を果たしました。昨年秋より念願の新事業・雑貨カフェ(つばめ軽食店:阪急宝塚線山本駅近く)の経営にも進出。と、ここまでは順調でした。俗に言われる年収○千万のコンサル稼業という奴で過ごせた訳です。夢を実現とばかりに、事務所と自宅の分離のため、もう1軒家を購入。車も新車のベンツになりました。ちなみに、雑貨カフェは、「副業ですか?」と聞かれることもあるのですが、人材を活性化する「場」づくりという弊社のミッションを果たす立派な本業です。すいません。ちょっと脱線しました。
ところが、好事魔多し。一昨年秋のリーマンショックから劇的に環境は変化。一挙に苦境へと急流くだり、呆然自失の急展開でありました。油断していた訳では決してなかったのですが、数年来の大口顧客さん数社が、バタバタと急遽の契約打ち切り。おまけに創業以来始めての不良債権にも見舞われました。安定の喪失は、大きな不安定の始まりでした。独立開業時の疑似難破状態にも負けない、2度目の最大の危機と思えましたが、人間簡単には死なないものです。反転攻勢開始!事業仕分けも目じゃない社内と家計の仕分けを断行し、支出を徹底見直し。事務所・自宅兼用で1軒あれば事足りると2軒を1軒に統合スリム化。車は走ればいいと中古車に。本気と気合いのリストラに取り組み、身軽な経営体質に変えることで、沈没を回避しました。
お別れするクライアントさんあれば、新しく出会うクライアントさんあり。世の中、まだまだうちの会社を見捨ててはいない。なんとか弊社も活動を継続させていただいております。改めて支えてくださってくださる方々あってこその会社です。感謝を忘れてはいけません。負け惜しみではなく、そんなこんなで、不況から学べることは沢山あると実感しました。
コンサルティング・研修講師の活動だけでなく、小なりとでも雑貨カフェの事業をゼロから立ち上げて、現在展開(副社長が店主をしております)してみて、経営者の意思決定支援をするコンサルタントと、全責任をとる覚悟で決断をする社長の違いを、今更ながら、まざまざと骨の髄から感じ取っています。
私は、経営者に適当な事を言って、大金をせしめるコンサルタントって大嫌いです。とはいえ、職業コンサルタントと名乗らざる得ない立場なのですが、「先生、そうは言っても、あなた責任はとれませんよね」と言われる社長さんの気持ち、今の私はホントよく分かります。一緒に責任のとれるコンサルタントでなければならん、と思っております(プレッシャーは大きいですが)。
営業色ゼロなんて言うと嘘くさいので、そんなことは言いませんが、自分が10年近く経験してきた事柄をたとえ与太話のように思われても、社長さんはじめ経営者の方々の日々の仕事の中でお役に立てていただきたいと連載を決意した次第です。
お手すきのときにでも、覗いて、少しでもお役に立つことがあれば幸いです。
ご挨拶、このままでは止まりませんので、この辺にして、ではでは、ぼちぼちとはじめて参ります。
本論は、第2話以降で。
お付き合いありがとうございました。
http://clearmine.exblog.jp
2010年09月26日(日)更新
人材育成には残業が必要
平成22年9月25日(土)の日経新聞1面にトヨタ自動車が「人材育成へ残業解禁」との記事が掲載されていました。
コストのことは気にならないとは嘘になるけれど、人材育成の面からは朗報です。
厳しい納期、減らない業務量。今、全国のビジネスパースンが疲弊しています。人材育成の大事な担い手でもある係長・主任クラスは、特にプレイヤーとしてのアウトプットに追われるばかりで、部下・後輩の育成にまで手が回らないのも事実です。
なんとかかんとか、その日の仕事をやり遂げた夕刻遅く、または夜。
少しホッとした雰囲気での、仕事に関する良質の会話が人材育成の最大の栄養でもあります。「飲みニケーション」もいいのですが、その前には、酒場に行って、アルコールが入る前の気楽なまじめな話が必要なのです。
トヨタさんは、今春20年ぶりに「係長職」を復活し、現場の指導役を増やすことにしました。
部下を育てられる係長のいる会社は強い。
係長が強いと課長が戦略行動型になれます。
「ものづくりは、人づくり」がんばって欲しいところです。
2010年09月23日(木)更新
真実を見失う怖さ
ここ数日、話題沸騰の村木さんの職場復帰とその関連ニュース。
村木さん、職場復帰は本当に喜ばしいことなのですが、僕は大いに複雑です。
人間、ホント気をつけないと、
・限られた情報
・曲がった、偏向した情報
これで、簡単に判断を誤ってしまいます。
村木さん逮捕時の報道情報を聞いて、どれだけの人がニュートラルな立場で
判断ができていたことか。
「私はあの方は最初から無罪とは思っていなかったよ」なんて言える人が何人
いたことか。
そう考えると、よくぞ、今回、司法は真実を明らかにしてくれたと思います。
問題解決のポイントのひとつに、正確な事実情報で真因追究をというのがあります。
これがなかなか難しい。
情報はすぐにねじ曲がり、自分の先入観に照らして理解し易いように加工される。
情報とは、やっかいな奴です。
真実を証言した村木さんの周囲の証人の方々は立派でした。
人間、まだ捨てたものじゃない。
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2010年09月19日(日)更新
裁判員と人事考課者
先週は押尾学被告の裁判のニュースでワイドショーは持ち切りでしたね。 今回のこの裁判、裁判員制度が有効に機能するのかが問われる場となっていたのが興味深いところでした。
先入観を排し、客観的な正確な事実で判断することができるのかが、各裁判員の方々には求められていました。
実は、このことは、企業人事の観点からは、大いに参考になるものです。 特に、人事考課の場面においては尚更なのです。
人事考課は、あくまでも考課の対象期間中の成果と行動について行われるものです。そこに先入観の存在は必要ありません。
人事考課者は、感情的になってはいけないのですが、ついつい「あいつはできる奴だ」「あれは、駄目だから」と最初から強い決めつけ、思い込みをしてしまうということがよく見受けられます。
「先入観」という罠というものでしょうか。 最初に結論ありき、というのはおかしいことなのです。
とはいえ、人間は感情の生き物。感情があるからこそ人間らしいのも確か。
言うは易し、行うは難し。
裁判員と人事考課者には共通点があるとはいえ、やっぱり裁判員はもっと大変です。私はまだその任にあたったことはないのですが、大変さは良く想像できます。
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2010年09月16日(木)更新
人事は経営の難所
新しい幹事長が決まり、民主党の役員人事だ、組閣だと、政権を担う人事問題が世間を騒がせております。
「仕事を進める上で、最適な人材が、最適な立場でやればいいじゃないか」とは誰でも思うところなのですが、これがなかなか難しい。
人事の問題は、政治の場面のみならず、経営現場にも付き纏うものです。
人間は感情の生き物、どうしても事を左右してしまうのが、「好き嫌い」の問題。
社長は「適材適所だ」と胸を張るものの、社員からは、「ありゃ、なんだかんだ言っても好き嫌いだぜ」とは、私もよく目にした光景でもあります。
周囲が認める公正な人事と言うのもまた難しいもの。
社長の社員からの信頼の源泉は「なんだかんだ言っても社長は自分たちのことをよく見て(理解して)くれている」です。
好き嫌いは横に置いておいて、あくまでも仕事を進める能力を持っているかで、
任命ができるか。人事権を持つ人にはそんなことが求められています。
今までの付き合いの限りでは、大嫌いな人だ。でも、この仕事をするには一番できる人だ。その人を中心にチームを組んで大成果を上げる。選ばれた人は、選ばれた限りはと、悪感情は横に置き、己を透明にして、最高のチームワークを発揮する。
これこそ最高の組織開発です!こんなことをたくさん実現するサポートをしたいと思っております。
デキル社長は人事が上手い。
さて、菅さんの人事手腕はいかに!? 注目ですね。
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