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2010年10月17日(日)更新

ゆっくりでも学べればいいのかな

今回は『リーダー社員・・・』の話ではありませんでして、、、
うちの娘の話であります。

2歳年上の兄貴が、大学入学後、自動車学校になかなか入れなかったのを見て、
入学が決定した2月下旬から申し込み、入学前の3月からスタート。ここまでは、
娘の運転免許取得作戦は順調でした。

兄貴は3カ月ほどで取得しましたので、彼女の場合は「こりゃ夏までには」と思っていたのですが、あれよあれよと月日は過ぎ去り~なんと昨日ようやく自動車学校を卒業しました。都合、8か月かかった訳ですね。アルバイトだ、クラブ活動だといろいろ忙しくなっていたのは分かりますが、なんとものんびりペース。周囲がやきもきするのもなんのその。本人は若干焦るそぶりを見せながらも、悠々たるものでありました。

兄弟姉妹でも、学びのペースという面ではこんなに違いがあるのかと、感心させられました。学習ペースというのは、かくも個人差があるのですね。家庭の中で改めて学ばせてもらっています。

ちなみに、兵庫県民の彼女はこれでめでたく免許取得ではなく、明石市にある運転免許試験場で試験合格することが必要です。すぐに行くかと思いきや、「今は、平日を1日空けることはできない」と、どうもが大学の冬休みになるような雰囲気。。。

娘の運転でドライブ行けるのはまだまだ先のようです。。。


これまたちなみに、娘の弟(高校1年生)は、「僕は合宿がええ」と言っております。
その方が、却っていいのかも、運転免許ひとつ取っても、経験が増えると考え方の幅が広がります。やれやれ・・・。

2010年10月16日(土)更新

『リーダー社員錬成講座』第4話 給料払う立場から考えるのつづき

しばらく執筆を休んでいたのですが、書き出すと続くものです。いつまで続くことかと言われそうですが、そこが勝手刊のいいところ(笑)。読者の皆様のご都合に合わせて勝手にお楽しみください。

前回の続きです。経営者にとっては、社員と一口で言ってもその実態には明らかに区分があります。俗によく言う人材の区分です。

人在・・・ただいるだけ。プラスの部分はあまりない。
人財・・・財産たる存在。会社に利益をもたらします。
人罪・・・いるだけで悪影響を及ぼす。会社に不利益を多大にもたらす。

こんなものです。いやいや、まだ綺麗にまとめていますね。ソロバンの面から斬った方が分かりやすいですね。こうしちゃいます。

要は、
給料分並みの仕事をしてくれる人。これまぁまぁの社員です。
給料分以上の仕事をしてくれる人。これいい社員です。
給料分未満の仕事しかしてくれない人。これ困った社員です。

「給料」というより、人的コストと言った方がよいでしょう。社会保険、福利厚生費、退職金引当等々、会社がその社員を抱えるのに支出している費用も含めて考えるべきです。ここでは、ざくっと給料の1.5倍ぐらいと見ておきましょうか。例えば、月給30万円の社員でしたら、45万円分の働きを期待してもいいことになります。そう考えると、いい社員比率はぐっと下がるのではないでしょうか。大企業では、年収1000万円の社員がごろごろいます。これで換算しますと、1人、1500万円。これが何人いるんだ。こう考えると大企業の収益産出のすごさを感じます。(夫々がどれだけの付加価値を生み出しているかと、思わずつっこみたくなりますが)



私は、10年ほど前独立開業して、ホントびっくりしました。健康保険、厚生年金を会社が出してくれている。サラリーマンはなんと恵まれていることかと。研修会場でお話しする社員の方が、よくこんな愚痴をこぼされるのを耳にします。



「うち、給料安いですからねぇ~」
私、そういうのを聞くとすぐに言っちゃうんです。
「でも、社会保険は入れてくれているんでしょ」そう言うと、相手の方はきょとんとされます。そして、顔には書いてあります。(当たり前でしょ。会社ですもの)と。

悪気なくこの当たり前という感覚が社員の日常の姿です。(昔の私の姿!)

社員としての値打ちの部分、ここが、支払い責任者たる経営者には大きく気になることです。値打ちの部分の重要な構成要素の中に、「リーダー」がキーワードとして浮き彫りになって来ます。

よぉやっと、「リーダー」の話になって来ました。
つづきは、次回 第5話へ。


今回は、社員の立場の方にはピリ辛の内容となりました。でも、社員さん、分かってあげてください。社長はじめ経営者の方は、給料出し続けるために、血の出るような苦労をしているのです。

ちなみに、私、経営者になってよくある小さな困ること。それは、行きつけの整骨院、
歯医者さん、散髪屋さん等々、よく言われること。

 

「今日はお休みですか?」

これ、困るんです。独立して10年目。今日は休みなんて思ったことは一度としてありません。疲れた「体」を休めることはあります。でも、意識は常にONです。それが苦痛でないからやっていけるのだと思っていますが、「継続」へのプレッシャーは離れることはありません。休日前の解放感、サラリーマン時代を時に懐かしく思い出すことがたまにあります。(でも、経営の仕事はしんどいけどおもしろいです)

2010年10月15日(金)更新

『リーダー社員錬成講座』第3話 給料払う立場から考える

今回は特に力が入っちゃいます。給料を払う立場からリーダー社員を考えてみます。リーダー云々の前に、働く人の「給料」を払うという社長の立場、これを分かってくれる社員がどれだけいるのか。私は世の中の社長に同情を禁じ得ないのです。偉そうなことを言っておりますが、私自身もサラリーマン時代は、「給料が出て当たり前。ボーナス当たり前。昇給はあって当たり前」の考えの人間でした。それと、「社長は儲かっている」「相当の蓄財があるはずだ」の幻想、これも多かったですね。

なんだかんだ言っても、給料払う側と払われる側の間には深~い溝がある。

この溝は埋まりません。社長にはその覚悟が求められます。

社員は知らないのです。社長が給料払うためにどれだけの苦労をしているのかを。
会社の経営のために、どれだけの借金があるのかも知りません。その借金のために
連帯保証人の印鑑ついていることなんてもっと知りません。奥さんの専務が、子供の常務が印鑑ついていることなんてさらに知りません。中小企業の経営者は命懸けであります。別に上場企業の経営者がそうではないと言っている訳ではないのですが、
上場会社の上級管理職から、関係会社の経営者に転籍した人が、借入金の連帯保証人を求められて絶句したなんて話はよく聞くころです。こんなこと、オーナー経営者にとってみれば、当たり前の話ですが。

経営者にとって、お金は血液そのものです。給与や賞与の振り込み依頼書にサインをするとき、社会保険料の支払いをするとき、気を失いそうになることもあることでしょう。


そんな気持ちをこらえ切れないで、社員さんに「給料ドロボー」と言ってしまい大騒ぎになった事例を知っていますが、言ってしまった経営者さんの気持ちは私、分からない訳ではありません。それだけ支払う方(お金を用意する方)は必死だということです。

あれあれ、リーダー社員の話になかなかいけませんね。

つづきは、次回に 第4話へ 



http://clearmine.exblog.jp

2010年10月14日(木)更新

『リーダー社員錬成講座』第2話 社長が欲しいリーダー人材

生き残りの指揮最前線に立つ経営陣にとって、いちばん欲しい人材は!?とお聞きすると、異口同音にこう言われるのを多く耳にしました。


 

言ったことをきちんとできるのは当たり前で、言われずとも自分がやるべきことをできる人。所謂、自律・自立人材というものです。


 

さらに、要望は加わります。小さくとも、ユニットを任せられる人。必要な人と組織を動かせる人。リーダー的な動きができる人です。


 

言われたことをできる人ばかりでは、会社は発展しません。良きフォロワーも大事ですが、リーダーが足らない。これが様々な会社で共通しているところです。


 

「わしが、なんでもかんでも言わないと動かんのや」経営陣のこういったセリフもよく耳にするところです。


 

ズバッと言っちゃいますと、人材開発の面から見ますと、リーダーがどれだけつくれるかで、会社の盛衰は決まります。リーダーがいないのに、追い風環境に任せて、規模を大きくして、マネジメント不能で崩壊する怖さといったら、その辺の怪談なんて軽くぶっ飛ばしてくれます。


 

この話、ついつい「部長」をつくるだの「課長」をつくるだのと、役職者をつくる話しに置き換わることがありますが、その核心は『リーダー』をつくることです。


 

役職というのは、『リーダー』の大きさみたいものです。


 

『リーダー』になりやすい人は確かにいます。
 でも、生まれながらのリーダーはいない。


 

『リーダー』は後天的に育成されるものである。
 特にここで必要なのは、会社組織の中で必要とされる仕事のリーダーであります。


つづく 第3話は (仮) 給料払う立場から考える

 

2010年10月14日(木)更新

『リーダー社員錬成講座』第1話 話のはじまりの前に  

クリックしていただき、ご覧いただきありがとうございます。


本日より始めます。


 

勝手刊『リーダー社員錬成講座』。


勝手刊というのは、こちらの都合で刊行するという意味です。お読みくださる方々に忘れられない程度にアップしていきたいと思っております。


主にリーダー的な社員をつくるにはどんなことに気をつければいいのかを大きなテーマとして、私の見聞きして来た、感じて来た経験話を書き綴ってゆきたいと考えております。社員教育、人材育成に役に立つ材料を提供できればと願っております。


今号は、いきなり始めてもなんなので、ご挨拶をさせてもらいます。私のプロフィール等については、このブログにも結構詳しく記載しておりますので、ここでは、それとは別のもの(こっちの方が面白いかも)を綴らせてもらいます。


この夏で、15年余りのサラリーマン生活から個人事務所を独立開業して10年目を迎えました。おかげ様で、開業当初の貧困生活はあったのですが、2年目からは順調に事業は拡大、4年目に法人化を果たしました。昨年秋より念願の新事業・雑貨カフェ(つばめ軽食店:阪急宝塚線山本駅近く)の経営にも進出。と、ここまでは順調でした。俗に言われる年収○千万のコンサル稼業という奴で過ごせた訳です。夢を実現とばかりに、事務所と自宅の分離のため、もう1軒家を購入。車も新車のベンツになりました。ちなみに、雑貨カフェは、「副業ですか?」と聞かれることもあるのですが、人材を活性化する「場」づくりという弊社のミッションを果たす立派な本業です。すいません。ちょっと脱線しました。


ところが、好事魔多し。一昨年秋のリーマンショックから劇的に環境は変化。一挙に苦境へと急流くだり、呆然自失の急展開でありました。油断していた訳では決してなかったのですが、数年来の大口顧客さん数社が、バタバタと急遽の契約打ち切り。おまけに創業以来始めての不良債権にも見舞われました。安定の喪失は、大きな不安定の始まりでした。独立開業時の疑似難破状態にも負けない、2度目の最大の危機と思えましたが、人間簡単には死なないものです。反転攻勢開始!事業仕分けも目じゃない社内と家計の仕分けを断行し、支出を徹底見直し。事務所・自宅兼用で1軒あれば事足りると2軒を1軒に統合スリム化。車は走ればいいと中古車に。本気と気合いのリストラに取り組み、身軽な経営体質に変えることで、沈没を回避しました。


お別れするクライアントさんあれば、新しく出会うクライアントさんあり。世の中、まだまだうちの会社を見捨ててはいない。なんとか弊社も活動を継続させていただいております。改めて支えてくださってくださる方々あってこその会社です。感謝を忘れてはいけません。負け惜しみではなく、そんなこんなで、不況から学べることは沢山あると実感しました。


コンサルティング・研修講師の活動だけでなく、小なりとでも雑貨カフェの事業をゼロから立ち上げて、現在展開(副社長が店主をしております)してみて、経営者の意思決定支援をするコンサルタントと、全責任をとる覚悟で決断をする社長の違いを、今更ながら、まざまざと骨の髄から感じ取っています。


私は、経営者に適当な事を言って、大金をせしめるコンサルタントって大嫌いです。とはいえ、職業コンサルタントと名乗らざる得ない立場なのですが、「先生、そうは言っても、あなた責任はとれませんよね」と言われる社長さんの気持ち、今の私はホントよく分かります。一緒に責任のとれるコンサルタントでなければならん、と思っております(プレッシャーは大きいですが)。



営業色ゼロなんて言うと嘘くさいので、そんなことは言いませんが、自分が10年近く経験してきた事柄をたとえ与太話のように思われても、社長さんはじめ経営者の方々の日々の仕事の中でお役に立てていただきたいと連載を決意した次第です。


お手すきのときにでも、覗いて、少しでもお役に立つことがあれば幸いです。


ご挨拶、このままでは止まりませんので、この辺にして、ではでは、ぼちぼちとはじめて参ります。


本論は、第2話以降で。


お付き合いありがとうございました。



http://clearmine.exblog.jp

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