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2011年02月07日(月)更新

求められるのは「軟膏」よりも「専門薬」

久しぶりのブログです。

最近の教育研修・コンサル業界を取り巻く環境。あくまでも自分の見聞範囲を基にしておりますが、強く感じる傾向として、

あきらかにクライアント様たる企業・団体さんは、「軟膏」より「専門薬」を求めていますね。幕の内弁当のように「まぁ、必要なおかずは入っていますね」型の研修も基礎固めという点では、有効なのですが、これは、所謂「軟膏」型。とりあえず塗っておいてねの対処。(注:軟膏の効用を軽視している訳ではありません)

たとえば、風邪に効く薬~と総合的なものではなく、(あらゆる全ての症状に効くというのは難しい)

「咳が出る」 「喉が痛い」 「声が枯れる」 「熱を下げたい」など、今、困っている症状に必ず効く薬。こんなのが求められているようです。

総合感冒薬ではなく、咳の薬、喉の薬、声枯れの薬、熱下げの薬ということですね。

限定的であっても、困っている問題に必ず効くもの。これです、求められているのは。

改めて、こういうポイントに立ち帰って、自らの戦略課題を洗い直しています。


先日読んだ名言集にこんなことが書かれていました。

 「コンサルタントとは、時計を取り上げておいて、何時か教えてくれる人」

私の立場では笑えません。こんな人には決してなりたくないと思っています。

「役立ってこそ生ける甲斐」です。