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2010年09月19日(日)更新

裁判員と人事考課者

先週は押尾学被告の裁判のニュースでワイドショーは持ち切りでしたね。 今回のこの裁判、裁判員制度が有効に機能するのかが問われる場となっていたのが興味深いところでした。

先入観を排し、客観的な正確な事実で判断することができるのかが、各裁判員の方々には求められていました。

実は、このことは、企業人事の観点からは、大いに参考になるものです。 特に、人事考課の場面においては尚更なのです。

人事考課は、あくまでも考課の対象期間中の成果と行動について行われるものです。そこに先入観の存在は必要ありません。

人事考課者は、感情的になってはいけないのですが、ついつい「あいつはできる奴だ」「あれは、駄目だから」と最初から強い決めつけ、思い込みをしてしまうということがよく見受けられます。

「先入観」という罠というものでしょうか。 最初に結論ありき、というのはおかしいことなのです。

とはいえ、人間は感情の生き物。感情があるからこそ人間らしいのも確か。

言うは易し、行うは難し。

裁判員と人事考課者には共通点があるとはいえ、やっぱり裁判員はもっと大変です。私はまだその任にあたったことはないのですが、大変さは良く想像できます。

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2010年09月16日(木)更新

人事は経営の難所

新しい幹事長が決まり、民主党の役員人事だ、組閣だと、政権を担う人事問題が世間を騒がせております。


「仕事を進める上で、最適な人材が、最適な立場でやればいいじゃないか」とは誰でも思うところなのですが、これがなかなか難しい。


人事の問題は、政治の場面のみならず、経営現場にも付き纏うものです。


人間は感情の生き物、どうしても事を左右してしまうのが、「好き嫌い」の問題。
社長は「適材適所だ」と胸を張るものの、社員からは、「ありゃ、なんだかんだ言っても好き嫌いだぜ」とは、私もよく目にした光景でもあります。


周囲が認める公正な人事と言うのもまた難しいもの。


社長の社員からの信頼の源泉は「なんだかんだ言っても社長は自分たちのことをよく見て(理解して)くれている」です。


好き嫌いは横に置いておいて、あくまでも仕事を進める能力を持っているかで、
任命ができるか。人事権を持つ人にはそんなことが求められています。


今までの付き合いの限りでは、大嫌いな人だ。でも、この仕事をするには一番できる人だ。その人を中心にチームを組んで大成果を上げる。選ばれた人は、選ばれた限りはと、悪感情は横に置き、己を透明にして、最高のチームワークを発揮する。


これこそ最高の組織開発です!こんなことをたくさん実現するサポートをしたいと思っております。



デキル社長は人事が上手い。


さて、菅さんの人事手腕はいかに!? 注目ですね。



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