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2010年11月02日(火)更新

『リーダー社員錬成講座』第9話 リーダー候補の採用のために つづき

リーダーができる社員が欲しいという要望は、企業の中では痛切にあります。中でも、人材確保に悩むような中小企業さんでは、喉から手が出るほど欲しいというのが、実情です。

リーダー社員どころか「言ったことちゃんとできる社員が欲しいわ」これは、私も社長さん方々からよく聞いたところでもあります。

そんな状況方下で、「リーダー社員候補の採用ポイント」はなんて滔々と説いたところで、「そりゃ、どこの話でっか」ということにもなりかねません。

第8話で、3つにまとめましたが、ここでは、えいやーっと、さらにシンプルにします。

 「自分から動ける人」 これです!

まずは、ここからスタート。学生時代にクラブのキャプテンをしていた。団体の代表をしていた。部長をしていた。こんなことでなくても構いません。

メンバーであっても、リーダー的存在の人に、自分から働きかけて行動できていた人であれば、まずはOKです。

行動できない人は残念ながら NGです。

「行動しなければ結果は得られない」

「行動こそ真実」

新卒採用であったとしても、今までの20年程の人生経験の中には、必ず行動歴がありますので、その行動エピソードの中から「自分から」度を測ってみることです。

ズバッと、極論しちゃいますと、自分から動ける人であれば、動き方はあとからの指導・育成でなんとかできる余地があります。どうやっても動けない(動きたいけど動けないは別ですが)、どころか動かないと決めている人。これは、教育だけではなんともできません。

厳しい受験勉強やクラブ活動を乗り越えた人は、「動いた」可能性の高い人ですから、勢い採用市場の中では人気のある人となる訳ですね。ただし、「自分から」かどうかは確かめてみないと分かりません。そこに見極めの腕が問われることとなります。

今は、学生諸君にとっては未曽有の就職難。今までの学生時代を無為に過ごしていた青年が、自らの存続を懸けて、「自分から動く」を急速に積み重ねながら、リーダー資質を開発しているかもしれません。

就職がなかなか決まらなかった人の中に、隠れた原石があるかもしれません。



宝塚サラリーマン道場
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