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2010年11月08日(月)更新

新任研修はお金のかけ甲斐がありますよ。

研修の秋(ちょっと寒いですが)。毎年、この時期は各企業、団体さんでの研修の多い時期です。

新任の役職者向けの研修というのがあります。はなはだ手前味噌なのですが、こういう研修は本当に有効です。

各社さんとも、主任だ、主事だ、主務だ、主査だ、はたまたM1だとかS2級だとかオーソドックなところでは、班長、組長、職長、係長、課長など様々な役職を設定されているのですが、こういった役職に就いた人間にどういった役割を期待しているのか、これを明確に本人に分かるように理解させていることは多くはないようです。

役割認識なしに、役割に応じた行動は生まれません。
役職毎の役割認識とその使命を果たすための基礎知識とスキルの授与。

これがなければ、役職者は機能しません。
機能しないということは、名前だけの役職者になっているということです。
これは勿体ない!給料・手当は上がっていますからね。

「いやぁ~ 私はこういうことをやらないといけないんですね」
「はじめて、○○という立場がどういうものか分かりましたよ」

こんな感想をもらしてくれる受講生の方の声に接する度に、こういう研修をお手伝いしてホント良かったと、自分で喜んでおります。

この秋も200名ぐらいのお役に立てそうです。
役割に目覚めたとき、人はいい表情をするんですよねぇ~。

さらに気合いを入れてガンバリマス!



宝塚サラリーマン道場
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2010年11月04日(木)更新

『リーダー社員錬成講座』第10話 リーダー社員に必要な力~まずは行動でしょ

リーダー社員に必要な力。
まずは、とにかく動けること。デスクにじーっとしていちゃいけません。動く、動く、行動できること。もちろんやみくもに動くという訳ではなく、方向が合っていることは必要なのですが、方向云々の前に、動けるかどうかということが大事になります。

新卒採用の面談の中で、重点的に確かめたいのが、この「行動歴」なのです。(中途採用の場合は実績とともに、この辺は徹底的にほじくられるはずです)学生時代に、ほとんど動いたことがなかった人が、会社に入るや別人のように活動的になる~こんな話は、私は、とんと聞いたことがありません。

ここでテーマにしているのは、「リーダー社員」です。決して、「参謀社員」ではありません。ホントは、参謀でも動かなきゃいけないんですけどね。(日露戦争の時の乃木将軍の参謀たちが現場に出ず、机上だけで作戦を練っていて、児玉源太郎に大喝されたなんて有名な話もあります)

動くためには、第1に体力が必要ですね。バイタリティーという奴が、そこには備わっていないといけません。運動選手じゃないとダメでもなく、温和で静かなタイプでもいいのですが、行動できることが大事です。

「何か」で目一杯動いたことがある。人をリードするためには、人より前に出なければなりません。後方からリモコン操作するような人は、ここでは「リーダー社員」とは呼びません。

この目一杯がポイントです。これ以上できませっせん!というレベルまで。「こんなものでいいでしょ」と勝手にエコ運転するような人は、リーダー社員に成るのはちょっと難しいところです。

行動できるエンジン&ボディーを持った人であれば、リーダー社員教育は充分可能です。こんなことを言うと、リーダー社員って、すごくハードルが高いように思われるかもしれませんが、誰でも若い時に、一つや二つは、夢中になったことがなかったですかね。それがあれば充分なのです。リーダー社員の門戸は広く開かれているのです。

動けるとしたら、次はなんだ? 当然の投げかけでございます。

それを次回にお話ししますね。



宝塚サラリーマン道場
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2010年11月03日(水)更新

リクルーターとの出会いから全てがはじまった。

11月2日の日経新聞朝刊にトヨタ自動車が8年ぶりにリクルーター制度を復活との記事が掲載されていました。

記事によると、04年春からインターネットによる自由応募に一本化していたそうです。(事務系の新卒採用)他業種に流れていた志望者に興味を持ってもらうための措置だそうです。

実は、私も新卒入社は自動車業界でして、さらに、リクルーターと聞くと感慨深いものがあります。大学4年生時・就活時代の私、正直な話、自動車なんて好きじゃなかったのです。好きじゃないなんて言うと語弊がありますね。そう、興味がなかったのです。そんな私が、自動車というより単に製造業の一社として、とある会社に会社訪問のお願いをしてみました。「OBを訪問してください」と、人事部より紹介していただいて、大学の10年先輩をお訪ねすることになりました。

面談してくれたこの先輩がなかなかの方でした。

「すいません。私、正直な話、自動車ってあんまり興味がないのですが・・・」
今から考えると、折角時間をつくってくれた先輩に、こんなこと面と向かってよく言ったものです。

ところが、先輩こう返してくれました。
「かまへん。かまへん。僕なんか免許持たんと会社入ったんやから。大丈夫やで」

と、こうですわ。今でもこの光景は鮮明に覚えています。
目の前の霧は一瞬で消え去り、その後の選考も無事通過して、私は翌春、この会社の一員となっていました。

リクルーターとのリアルな対話があったからこその、その後のビジネス人生でした。

後年、独立開業した私ですが、ビジネスパースンとしての基礎は、この会社で叩き込んでもらいました。PDCAも、QC七つ道具、問題解決力、対人関係力も、チームワーク、プロジェクト運営も全てここで身につけさせてもらいました。今でも、感謝の念で一杯です。妻であり、ビジネスパートナーともなる女性と出会ったのもここでしたので、今でもこの会社のある北摂の地には足を向けては寝られません。

入社して分かったのですが、この先輩、凄腕の方でして、後年経営陣に加わった程の方でもありました。いい出会いは、ここからはじまっていたのでした。

インターネットも活用すべきでしょうが、リアルの生々しい出会いと触れ合いも忘れず大切にして欲しいものです。



宝塚サラリーマン道場
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2010年11月02日(火)更新

『リーダー社員錬成講座』第9話 リーダー候補の採用のために つづき

リーダーができる社員が欲しいという要望は、企業の中では痛切にあります。中でも、人材確保に悩むような中小企業さんでは、喉から手が出るほど欲しいというのが、実情です。

リーダー社員どころか「言ったことちゃんとできる社員が欲しいわ」これは、私も社長さん方々からよく聞いたところでもあります。

そんな状況方下で、「リーダー社員候補の採用ポイント」はなんて滔々と説いたところで、「そりゃ、どこの話でっか」ということにもなりかねません。

第8話で、3つにまとめましたが、ここでは、えいやーっと、さらにシンプルにします。

 「自分から動ける人」 これです!

まずは、ここからスタート。学生時代にクラブのキャプテンをしていた。団体の代表をしていた。部長をしていた。こんなことでなくても構いません。

メンバーであっても、リーダー的存在の人に、自分から働きかけて行動できていた人であれば、まずはOKです。

行動できない人は残念ながら NGです。

「行動しなければ結果は得られない」

「行動こそ真実」

新卒採用であったとしても、今までの20年程の人生経験の中には、必ず行動歴がありますので、その行動エピソードの中から「自分から」度を測ってみることです。

ズバッと、極論しちゃいますと、自分から動ける人であれば、動き方はあとからの指導・育成でなんとかできる余地があります。どうやっても動けない(動きたいけど動けないは別ですが)、どころか動かないと決めている人。これは、教育だけではなんともできません。

厳しい受験勉強やクラブ活動を乗り越えた人は、「動いた」可能性の高い人ですから、勢い採用市場の中では人気のある人となる訳ですね。ただし、「自分から」かどうかは確かめてみないと分かりません。そこに見極めの腕が問われることとなります。

今は、学生諸君にとっては未曽有の就職難。今までの学生時代を無為に過ごしていた青年が、自らの存続を懸けて、「自分から動く」を急速に積み重ねながら、リーダー資質を開発しているかもしれません。

就職がなかなか決まらなかった人の中に、隠れた原石があるかもしれません。



宝塚サラリーマン道場
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2010年11月01日(月)更新

『リーダー社員錬成講座』第8話 リーダー候補の採用のために

リーダー社員を自社に持つことができるか。それは採用の時から問われております。
リーダー社員は突然変異というよりは、基礎となる資質を持った人が、指導・育成を受けながらなっていくものです。

必要な大きな資質としては、

 ①感じること、考えることができる人

 ②伝えて聞いて、共感できて共感させれる人

 ③燃えることができて、周りを燃やせる人

ズバッとこれら3つを挙げさせてもらいます。

①は、問題を発見し、課題形成し、そして解決を実現する力でもあります。
②は、課題を共有できる・させれるコミュニケーションの力です。
③は、まさに自燃型。やる気にさせる力です。

リーダー候補は、何も偏差値の高い学校出身者でないといけない訳はありません。

自分の頭で考えることができて方向を打ち出せる、人の話を聞くのが上手で、意志を伝えるのが上手な人。そして、その人と一緒に事をすると周りはやる気になっている。ひらたいイメージではこんな感じでしょうか。

ひと言でいうなら、人を動かせる人です。

採用面接では 「あなたはどんなことで、何人ぐらいの人をどれぐらいの真剣さで動いてもらうことができましたか?」なんて問いになるでしょうか。

この話はもうちょっと語らせてもらいますね。



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1963年、兵庫県生まれ。大学卒業後、民間企業5社(うち1社出向)に勤務。情報システム開発、営業、販売促進、総務、採用・教育、人事企画などの業務経験を経て、独立開業。現在は、人材活性化のコンサルティングと講演研修に日本全国を駆け回っています。新入社員から中堅社員、管理者から経営者まで、様々な階...

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